数学で蝉の羽化を解明
17年セミと13年セミが会った年
17 × 13 = 221
17年セミと13年セミが会うのは221(=17×13)年ごとになります。
これは17と13の最小公倍数でもあります。
ワンポイント数学講座

正確には『最小公倍数』がポイント!
最小公倍数とは、17の倍数と13の倍数で共通するもののうち、もっとも小さい数のことです。
例えば、14年セミと12年セミが会うのは、掛け算をした168(=14×12)年ではありません。14の倍数と12の倍数で共通するもののうち、もっとも小さい数は84になります。つまり、14年セミと12年セミが会うのは、84年ごとになります。この数字が14と12の最小公倍数です。
周期セミの知識
アメリカに周期ゼミがいる理由には、天敵の捕食者や寄生虫に負けないくらい大量発生することで種の保存をしやすくするためと言われています。
また、天敵の捕食者や寄生虫と同じ年に生息する可能性を少なくすることも生存の理由だそうです。今回は、こちらの仮説を立てます。
ほかにも、違う周期の蝉が同時に発生する機会が多いと同じ周期を保つことが難しいという理由もあるようです。
[問]なぜ17年と13年!?

蝉の天敵が2年と3年周期でどちらも生息する場合、周期セミが天敵と同じ期間で生息する確率が少い周期はどれ?