二項分布の標準偏差の公式の証明

二項分布 $B(n,p)$ に従う確率変数 $X$ の標準偏差が $\sigma[X] = \sqrt{np(1-p)}$ であることを証明してみよう。

二項分布の標準偏差

二項分布 $B(n,p)$ に従う確率変数 $X$ について,

$\sigma[X]=\sqrt{np(1-p)}$

証明.

二項分布 $B(n,p)$ に従う確率変数 $X$ の分散は

$V[X] = np(1-p)$

であった.

ゆえに, 標準偏差について $\sigma[X] = \sqrt{np(1-p)}$ である.

例えば, 二項分布 $B(10,0.3)$ は, 成功確率が $0.3$ の試行を $10$ 回行った結果の確率分布です。

分散は $V[X] = 2.1$ です。

標準偏差は $\sigma[X] = \sqrt{2.1}$ です。

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