重心の位置ベクトルの公式

三角形の重心の位置ベクトルを表す式を中線の性質を利用して導出してみよう。
三角形の重心の位置ベクトル

点 $\mathrm{A}(\vec{a})$, $\mathrm{B}(\vec{b})$, $\mathrm{C}(\vec{c})$ を頂点とする三角形の重心を $\mathrm{G}(\vec{g})$ とすると, $$ \vec{g} = \frac{\vec{a} + \vec{b} + \vec{c}}{3} $$ が成り立つ。

三角形の重心の位置ベクトル

点 $\mathrm{A}(\vec{a})$, $\mathrm{B}(\vec{b})$, $\mathrm{C}(\vec{c})$ を頂点とする三角形 $\mathrm{ABC}$ を考える。

§$\mathrm{BC}$ の中点 $\mathrm{M}(\vec{m})$

点 $\mathrm{B}$ と $\mathrm{C}$ を結ぶ線分の中点 $\mathrm{M}(\vec{m})$ について, $$ \vec{m} = \frac{\vec{b} + \vec{c}}{2} $$ である。

§重心の性質

重心 $\mathrm{G}(\vec{g})$ は, 中線である $\mathrm{AM}$ を $2:1$ に内分する点である。 したがって, 内分点の公式より $$ \vec{g} = \frac{\vec{a} + 2 \vec{m}}{3} $$ が成り立つ。

§式の整理

上式に, $\vec{m} = \dfrac{\vec{b} + \vec{c}}{2}$ を代入すると, $$ \vec{g} = \frac{\vec{a} + (\vec{b} + \vec{c})}{3} = \frac{\vec{a} + \vec{b} + \vec{c}}{3} $$ を得る。

§結論

ゆえに, 三角形 $\mathrm{ABC}$ の重心 $\mathrm{G}$ の位置ベクトル $\vec{g}$ は $$ \vec{g} = \frac{\vec{a} + \vec{b} + \vec{c}}{3} $$ で与えられることが示された。

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