度数分布の中央値の定義
定義(中央値)
度数分布から中央値を定める場合は, 各階級にあるデータをすべて階級値と等しいとみなす.
| 階級 | 階級値 | 度数 |
| $(1)$ | $x_1$ | $n_1$ |
| $(2)$ | $x_2$ | $n_2$ |
| $\vdots$ | $\vdots$ | $\vdots$ |
| $(r)$ | $x_r$ | $n_r$ |
| 計 | - | $n$ |
上記の度数分布表の場合, $n$ の偶奇で場合分けする.
$n$ が奇数の場合は 小さい方から $(n+1)/2$ 番目のデータがある階級の階級値を中央値とする.
$n$ が偶数の場合は 小さい方から $n/2$ 番目と $n/2 +1$ 番目のデータがあるそれぞれの階級の階級値の平均値を中央値とする.
| 階級 | 階級値 | 度数 |
| $5 \sim 15$ | $10$ | $5$ |
| $15 \sim 25$ | $20$ | $15$ |
| $25 \sim 35$ | $30$ | $10$ |
| 計 | - | $30$ |
この度数分布の場合, $20$ が中央値になります。


