NORM.DIST()関数による正規分布の値の取得(表計算)

表計算ソフト(Excelなど)で正規分布のCDFとPDFの値を取得してみよう。
※作業環境はGoogleスプレッドシートです。

NORM.DIST関数

正規分布 $N(\mu, \sigma^2)$ の確率密度関数 $f(x)$ と累積分布関数 $F(x)=\int_{-\infty}^x f(t)dt$ の値を取得するためにNORM.DIST()関数を利用する。

NORM.DIST(x, mu, sigma, 関数形式)として入力する。関数形式には累積分布関数の場合はTRUE, 確率密度関数の場合はFALSEを指定する。

★完成イメージ

入力例. 正規分布 $N(50,10^2)$ について, $x=0$, $10$, $\cdots$, $90$, $100$ のときの累積分布関数の値 $F(x)$ と確率密度関数の値 $f(x)$ を取得する。

・A列には $x$ の値を入力した。
B2には, =NORM.DIST(A2, 50, 10, TRUE)と入力した。B列方向に参照して自動入力した。
C2には, =NORM.DIST(A2, 50, 10, FALSE)と入力した。C列方向に参照して自動入力した。

なお, それぞれのグラフを表示すると次のようになった。

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