数学Ⅲで学習する放物線についての話をお伝えします

放物線ってなんですか?

「放物線とは?」と聞かれたら、言葉の意味そのままに、『物を(ほうり)投げたときの軌道が描く曲線』と分かることがスタートです!

実は、ものを投げたときの軌道は、2次関数のグラフで表現できることが知られています。

放物線とは?

物を(ほうり)投げたときの軌道が描く曲線

放物線の数式は?

物を投げたときの軌道は2次関数のグラフ

放物線の定義は他にある?

放物線の形だけに注目したいとき、「物を投げた」という意味をイチイチ考えることはナンセンスです。

数学として、『放物線という曲線』を定義する立場があるようです。

曲線の定義なので、何かしらの『作図』で描けるような素朴な定義が嬉しいです。

(放物線の)曲線としての定義は?

直線と、その直線上にない点との距離が一定の点の軌跡

数学では、『直線と、その直線上にない点との距離が一定の点の軌跡』という定義からスタートするようです。。

ほんとうにあなたの知ってる放物線?

まず確かめるべき問いは明白です。

問い

この数学の定義の"曲線"は、『放物線』なのだろうか?

次の動画で、検証した内容が解説されています。

数学の定義は本当に放物線なのか?

定義を数式で表すと2次関数になった

2次関数ってことは、

2次関数のグラフは放物線だった

放物線の知識のまとめ

焦点の座標を $(p, 0)$, 準線の方程式を $x=-p$ とする。

このとき,定義に従って描かれる曲線は,$\{ (X, Y) \mid Y = 4pX^2 \}$ と表現される。

この式では,$Y$ は $X$ の2乗に比例するので,2次関数といえる。

任意の2次関数は放物線を表していたので,この定義で得られる曲線は,本当に放物線である