宿題をやってこない生徒に困っていることはありませんか?

一斉指導でも困ることですが、個別指導だと、より一層頭を悩ませることになります。

特に、「宿題を忘れてた」という生徒に対して、対応策に困ったことはありませんか?

覚えといてって言うのも曖昧な指示だし、メモに書かせてもメモを失くすし、結局やる気がないんじゃないかと疑っておしまいです。

このブログは、宿題を出す意義を考え直し、適切な分量と内容を宿題として指示する方向に考え直した方がいいのでは?と提起します。

いま、個別指導などで、生徒への対応に頭を悩ませている講師の方が指導するヒントになれば幸いです!

個別指導塾

8年間くらいアルバイトしました。

一斉授業とは違って、個別(先生①:生徒②)の指導は距離が近い分、面倒を見る内容が変わってきます。

個別指導の経験で培った反省を記します。

宿題を忘れてくる生徒はいませんか?

どういう対策をしますか?

宿題忘れてた

宿題をしてこない生徒が頻繁に言うことに、

「忘れてた」

という言葉がある。

言い訳なのか、本当に忘れていたのか分からない。

ここで、気をつけるべきことは、上のどっちであっても、「ダメなことである」という認識を講師は持たなければなりません。

宿題を減らす

簡単な対応策としては、

「宿題が嫌なんだろうな」
「宿題が負担なんだろうな」

と考えて、宿題を減らしていくことができます。

効果的な宿題に厳選して、生徒がやる気を出せば万々歳です。

宿題の量を確保する?!

生徒が宿題をやってこない原因の一つとして、宿題が少なすぎるから、という理由もあると思ったことがあります。

例えば、1週間に一回の授業で宿題としてプリント1〜2枚をやってくるように指示します。

そうすると、たぶん、次の理由で逆に忘れます。

「いつでも出来るから、いいや!」
「宿題ちょっとだけだから、やらなくてもいいや!」

宿題の習慣づくり

宿題で勉強をさせるというか、宿題で勉強(復習)の習慣づくりをさせる意識を持つと、講師側が宿題を出す意義が分かりやすくなると思います。

宿題がちょっとだけだと、『毎回の復習として宿題をしないといけないという習慣作り』が曖昧になります。

負担にならない量で、わりとたっぷり目で、「やらないといけないな」と思わせる分量を出すと良い場合もあります。

宿題はテキストから出す

個別指導では、テキスト冊子ではなく、プリントをコピーして課題にすることが多かった記憶があります。

宿題も同様で、プリントを配布することが多かった気がします。

ただ、毎回プリントから宿題を出すのではなくて、テキストから出したほうがいいです。

プリントとテキストだったら、テキストの方が忘れにくい(失くしにくい)です。

そして、毎回同じテキストから宿題を出すようにすれば、宿題をするというルーティーンが作りやすくなります。

また、テキストを進めることができているという達成感が付いてきます。

プリントを貯めていけば同様の効果がある程度あると思いますが、プリントは基本的に捨てられてしまいます。

大きな達成感を味わう前に、小さな達成感で捨てられてしまいます。

結論(宿題を忘れてきたへの対処思考)

「宿題を忘れてた」という生徒への対処法の結論です。

一つの対応策として、

「多く出すとやらなくなるから、宿題を少なくする」

という気持ちは分かります。

ですが、これこそが一番ダメなんだろうと思います。

そもそも、指示する宿題の内容と分量の適切さを講師側が考えられていません。
なんとなく、〇〇ページだけさせておけば良いだろう、というイメージだけで宿題を指示することは、あまり良く有りません。

例えば、宿題としてプリント1〜2枚という分量は、忘れやすいだろうし、その課題をやったとしても、内容が身につかないと思います。

多すぎて負担にするのはいけませんが、生徒がある程度「やらないとな」って思う分量(と内容)を毎回出して、復習や勉強の習慣づけを意図することが良いと思います。

宿題の量を確保するというか、宿題で自宅学習が習慣化できるように設計する。
宿題をしてこないから、宿題を少なくしていくというのは(成績が上がるならいいけど)やらない方がいい。

騙されたと思って、この方策で、宿題を検討してみてください!

実は、中高の授業を受け持つと、今回のブログの内容は考えなくなってしまいがちです。

学校教員も個別指導の講師にも、新鮮な情報と思っていただければ嬉しいです♪

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