家計簿を作ったり、基本的な会計表を処理するために必要なExcelの基礎中の基礎操作、スキルをまとめました。
Excelでは、さまざまなことができます。
Excelで、何かをしたい!というExcel初心者の方は、このブログに書いてあることは、最低限、確認しておきましょう。
パソコンの基礎操作
Excelは当然ですが、パソコン自体の基礎スキルを書きます。
保存の仕方
この操作はExcelに限らず、Word・Powerpointでも同様の基礎スキルです!
保存の仕方には2種類あります。
- 名前をつけて保存…新規のファイルを保存するときに利用する。また、編集中のファイルを違うファイルとして複製保存(コピー)する際にも利用する。
- 上書き保存…途中時点、完成時点で保存するときに利用します。
名前をつけて保存ですが、保存先を指定して、ファイルの検索が容易にできる名前を付けることがおススメです。例えば「家計簿ファイル」よりも、より詳細に「2021_11月_家計簿」の方が、後日、見返しやすいです。
新規のファイルを作った時点で、そういった名前で保存しておくとGoodです!
上書き保存は、作業中も、できるだけ小まめに行いましょう。あとで紹介する「Ctrl+S」を、常に押しておくとGoodです。
キーボード操作の基礎
キーボード操作の基礎をまとめます。
マウスカーソルが「白い十字」の状態でマウスを動かせば、複数のセルを選択できました。
ちなみに、キーボードの「Shift」を押しながら、「十字キー」を動かせば、セルや文字の複数選択を行うことができます。(マウスよりも楽な場合があります。)
ショートカットキー
キーボードのショートカットキーの紹介です。
マウスで行う操作を、キーボードで行うことができる方法です。
相当な、時短です!
コピーアンドペースト
コピー、切り取り、ペースト機能を紹介します。
操作したいセルや文字を複数選択した状態で、入力してください。
- コピーは「Ctrl」を押しながら「C」を押します。
- 切り取りは、「Ctrl」を押しながら「X」を押します。
- 貼り付け(ペースト)は、「Ctrl」を押しながら「V」を押します。
文章やセルの内容を複製したいときはコピー&ペースト、
違う場所に移したいときは切り取り&ペーストします!
編集に関する操作
1つ前の状態に戻す操作、上書き保存、印刷のショートカットキーを紹介します。
- 1つ前の状態に戻す操作をしたいときは、「Ctrl」と「Z」を同時に押します。
- 上書き保存は、わざわざマウスでボタンを押さずに、「Ctrl」と「S」を同時に押します。
- 印刷するときは、わざわざマウスでボタンを押さずに、「Ctrl」と「P」を同時に押します。
編集中にCtrl+Sでコマメに保存しておきましょう。
せっかく頑張って編集したのに、データが消えてしまうという可能性は少なくなります。
是非、ショートカットキーを押す習慣を身につけましょう。
Excelの基礎操作
Excel独自の基礎操作を並べました。
表のレイアウト
表のレイアウトを装飾する方法をまとめます。
罫線・着色・文字の位置
①複数のセルを選択した状態で使用すると、セルに罫線(表を描くための線)が引ける。
②セルを選択した状態で使用するとセルに色を付けることができる。
③セルを選択した状態で使用するとセルの中の文字に色を付けることができる。
④セルの中での相対的な文字の位置を指定することができる。
セル(列・行)の幅
セルの幅や高さを変更したいときは、ヘッダのセルの境目にマウスを置き、
下図のような『黒い縦棒に左右に矢印があるマークの状態』で、
右クリックしながらマウスを動かせば幅を変更することができる。
マウス操作の基礎
マウスの基礎操作をまとめます。
セルの範囲の選択
複数のセルを選択する方法です。
この操作はExcelの基礎的な操作です!
マウスのカーソルが
『白い十字』の形の状態で、
右クリックしながらマウスを動かすと
複数のセルを選択した状態にできる。
「複数のセルを選択すること」は、頻繁に利用します。
「複数のセルの選択」方法は、必ず、覚えておいてください。
セルの移動
私は、あまり使わないのですが、
マウスのカーソルが
『黒い矢印の十字』の形の状態で、 マウスを動かすと、セルを移動することができます。
オートフィル機能
オートフィル機能で計算を効率化できます。
既に入力されていることを参考に連続した数値・関数・データを自動的にコピーする機能です。
- 関数を入力します
- セルの右下にマウスを置くと『黒い十字』になる
- 右クリックのままマウスを動かす
関数以外にも、連続した数値などを自動的に入力することが可能です。
詳しくは、次の動画をご覧ください。
Excelの基礎操作【計算編】
Excelで自動的に基本の計算をする方法です。
Excelで、計算を行うための基礎スキルを並べます。
次の手順で計算式を入力してください。
- 半角モードにします。
- セルに「=」を入力します。
- 数式や関数を入力します。
- Enterキー を押します。
基本的な計算
基本的な計算として加減乗除、べき乗を紹介します。
演算 | 入力例 | 出力 |
---|---|---|
和 | = 10 + 2 | 12 |
差 | = 10 - 2 | 8 |
積 | = 10 * 2 | 20 |
商 | = 10 / 2 | 5 |
べき乗 | = 10 ^ 2 | 100 |
このように計算式を入力してください。
関数の具体例
基本的な数値処理(計算)として、基本の関数の具体例を紹介します。
- 必要な関数を「関数()」の形で打ち込みます。
- カッコの中に必要なセルや条件を入力します。
計算 | 関数 |
---|---|
合計値 | SUM |
平均値 | AVERAGE |
最大値・最小値 | MAX・MIN |
データの大きさ(個数) | COUNT |
平方根 | SQRT |
中央値 | MEDIAN |
最頻値 | MODE |
どんどん利用しましょう。
セル参照の方法
他のセルの数値を参照した数式をオートフィルで自動入力するときに必要な考え方です。
- 相対参照
- 絶対参照
詳しくは、次のブログで解説しています。
相対参照
相対参照は、コピペやオートフィルを利用したときに、参照セルも相対的に変更される。
参照の方法:例えば、C7を参照したいときは、参照したいセルに、C7と入力orC7をクリック
絶対参照
絶対参照はコピペやオートフィルを利用しても、参照セルが変わらない。
参照の方法:例えば、「$C7」で列のみ固定、「C$7」で行のみ固定、「$C$7」で列も行も固定する。